みなさんは診療放射線技師ってどんな仕事が知っていますか?最近ではテレビドラマにも登場するようになっていますが、主に病院や診療所のような、みなさんの⾝近なところで仕事をしています。このページでは診療放射線技師には、どのような仕事の種類があるのか紹介します。
一般X線撮影
X線を目的の部位に照射しX線の透過量の差を濃淡の差として画像化する検査です。一般的に「レントゲン撮影」と呼ばれ、健康診断から骨折等の検査まで幅広く利用されています。
乳腺撮影(マンモグラフィ)
乳がんの初期症状である微細な石灰化や、触診ではわかりにくい小さな腫瘍を写すことができます。乳房を圧迫し薄く伸ばして撮影するため痛みを感じることがありますが、できるだけ薄く伸ばすことで病変を鮮明に写し出します。
CT検査(ComputedTomography)
(コンピュータ断層撮影)の略でX線を360度方向から照射し身体の断層像(輪切りの画像)を得ることができる検査です。一般X線撮影に比べ体内のより細かな構造を描出することが可能です。
MRI検査
強力な磁石の力を利用して体内の水素を画像化する検査です。X線検査と比較すると脳内等の観察に優れ、脳腫瘍等の観察に役立ちます。検査中はトントン・ガンガンというとても大きな音を出すのが特徴です。
消化管造影検査
X線が透過する作用を利用した透視画像を利用してリアルタイムに体内の情報を得ることができる検査です。バリウムを利用した胃、大腸の検査や、内視鏡を使用した胆嚢、膵臓の検査等に用いられます。
血管撮影検査
⾎管にカテーテルを挿⼊して造影剤を注⼊し、⾎管の⾛⾏や状態を観察する検査です。狭くなっている⾎管を広げたり、腫瘍を栄養している⾎管を塞栓する治療も⾏います。
超音波検査
人が聞こえないほどの高い周波数の音、超音波を利用した検査で、臓器や組織の境界から反射してくる音を受信して画像を作成します。放射線を使用しませんので、被ばくの心配もなく、痛みもありません。
核医学検査
放射性同位元素と呼ばれる微量の放射線を出す物質を含む薬品を投与し、体の中から出てくる放射線を専用の装置で撮影します。臓器の形態や機能を評価することができます。
放射線治療
高エネルギーの放射線を利用して、細胞のDNAに損傷を与え、がん細胞を死滅させる治療法です。がんの3大治療法の1つと言われ、単独で行われる場合もありますが⼿術、薬物療法と併⽤されることもあります。